本田圭佑のチームが昇格 来季は「J6」で戦うことに 本田も歓喜の瞬間を会場で見届ける
<第58回関東社会人サッカー大会:Edo6-0カラスト>◇16日◇準決勝◇小机
サッカー日本代表として3度のFIFAワールドカップ(W杯)に出場した本田圭佑(38)が立ち上げ、ゼネラルマネジャー(GM)を務める東京都社会人1部のEdo All United(エド・オール・ユナイテッド、東京都中央区)が昇格を決めた。来季は関東2部で戦う。
16日に昇格をかけた一戦をFCカラスト埼玉南西と戦い、決勝に勝ち上がり2枠の昇格枠を確保。本田も会場に駆けつけ、その瞬間を見届けた。
同クラブは、2020年の東京都社会人4部でのスタートから順調に昇格し、3年連続のステップアップ。ただ、1年前はここでつまずいた。今季は本田もチーム作り、戦い方にさらに積極関与。1年かけ強さを身につけ、無敗(16勝1分け)でリーグ制覇。そのままの勢いで、昇格を決めた。
来季は、かつて本田もプレーしたJ1リーグから数え、国内のカテゴリーでは「J6」で戦うことになる。「J10」からスタートを切り、3年連続で昇格。1年の足踏みをへて、また1歩前進した。
このクラブは本田が「リアル『サカつく』」とぶち上げた、セガのサッカークラブを育てる人気ゲームのリアル版。実際にオンラインサロン(月額会員制のコミュニティー)などで、意思決定がなされている。
商標権の問題もありクラブ名は、創設から約9カ月で当時の「One Tokyo」から「Edo All United」への変更を余儀なくされた。名称こそ「東京」から「江戸」にタイムスリップしたが、ピッチ上では進化を証明している。