【日本代表】途中出場で4点目の菅原由勢「スタメンで名前がなかった時は悔しかった」初出場一発回答
<ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選:インドネシア0-4日本◇15日◇C組◇第5戦◇ジャカルタ
日本代表(FIFAランキング15位)が、欧州からの国籍取得選手で固めたインドネシア代表(同130位)を4-0と一蹴した。前半にオウンゴールで先制し、MF南野拓実が加点した。後半にもMF守田英正、DF菅原由勢が追加点を挙げ、守ってはGK鈴木彩艶が試合を通じて堅守を披露した。4勝1分けで勝ち点を13に伸ばし、2位以下に早くも勝ち点7差をつけ、独走態勢をさらに固めた。
菅原は後半17分、MF堂安に代わりピッチに入った。3-0の後半24分に、勝利を大きく引き寄せる右足シュートを決めた。不動の右サイドバックとしてアジア2次予選まで先発を続けてきたが、最終予選から3バックにシステムが変更されて、出場機会がなかった。最終予選は5試合目にして初出場となったが、得点の形で一発回答。途中出場ながら、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。
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菅原のコメントは以下の通り。
-入った時の指示は
菅原 「インドネシアが(後半)素晴らしい立ち上がりを見せた。その流れを断ち切って欲しいのと、相手が点が欲しくて前がかりになるところで、そこををしっかり抑えること、(相手が)前がかりになった所の裏のスペースをついていくことと指示を受けた。素晴らしい指示のおかげで点が取れた」
-得点場面について
菅原 「最終予選が始まってから、自分自身悔しい思いをしてきた。今日もスタメンで自分の名前がなかった時は悔しかった。そういう気持ちは僕の原動力になっている。何回も、自分に対していら立ちというか。他の人に矢印を向けそうになった時もあったが、サッカー選手はピッチに立って自分を証明することが日ごろの結果につながってくると思っていた。途中から出たら結果を残してやろうという気持ちで入った。結果を残せて良かったことと、これまでサポートしてくれた人たち、監督、選手が常に励ましてくれた。僕のモチベーションを上げる言葉をくれていた。全員に感謝したいです」。
-中国戦に向けて
「勝ち点3、ただそれだけが必要。今日の勝利を忘れて次に向けて集中していきたい」。