ゴームズGM、左肩手術の大谷翔平は「全体像を念頭に置きながら逆算」投手復帰時期の明言避ける
GM会議(テキサス州サンアントニオ)に参加しているドジャースのブランドン・ゴームズGMが、左肩関節唇の手術を受けた大谷翔平投手(30)の投手復帰の時期について明言を避けた。6日(日本時間7日)、MLB公式サイトが伝えた。
大谷はワールドシリーズ第2戦で二盗を試みた際に左肩を亜脱臼。その後も出場を続けたが、左肩の負担を減らすため左手でユニホームの首元をつかみながらプレーするなど患部を気にするそぶりを見せていた。チームはワールドシリーズを制したが、5日(同6日)に左肩関節唇の修復手術を受けたことが公表された。
同GMは大谷の故障について「投げる方ではなく、(打撃への影響が比較的少ない)左肩だったことは、右肩を負傷した場合よりもはるかに懸念は少ない」とした上で、投球プログラムをいったん中断したと明かした。投手としての正確な復帰時期には「推測はしたくない。我々は全体像を念頭に置きながら逆算して、彼が10月に投球できるように最善を尽くす。それがどう転んでも、我々は満足するだろう」と話すにとどめた。
これらの発言を受け、米紙USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者はXで「左肩の関節唇の手術を受けたことで、大谷が3月に東京で行われるカブスとの2連戦に登板できる可能性は極めて低くなった。だが、ドジャースは4月に投球を再開できると楽観視している」と、来年3月18、19日に東京ドームで行われるカブスとの開幕シリーズには間に合わない可能性を指摘した。