ゴールを決めて喜ぶ旗手怜央(ロイター)

<UEFA(欧州)チャンピオンズリーグ:セルティック3-1ライプチヒ>◇5日(日本時間6日)◇1次リーグ第4節◇グラスゴー

日本人トリオを擁するセルティック(スコットランド)がホームでライプチヒ(ドイツ)に2-1と逆転勝ちした。

4-3-3のシステムでMF旗手怜央(26)は左のインサイドハーフ、FW前田大然(27)は3トップの左、FW古橋亨梧(29)は中央で先発出場。この日、存在感を見せつけたのは旗手だった。

MFキューンの絶妙な左足のコントロールシュートで1-1の同点としての前半46分だった。押し込んだ展開の中、密集を回避するように左サイドを時計回りの軌道で巧みなドリブル。縦へと抜けだし、ニアのポケットに走り込んだテイラーに短くパス。テイラーがダイレクトに左足で中央へ流し込むと、キューンが左足で蹴り込み勝ち越しに成功した。

そして後半9分、同21分と惜しいシュートを立て続けに放った旗手が、ついにライプチヒゴールをこじ開けた。キューンのパスを受けたジョンストンが低く鋭いクロスボールをニアサイドへ。ライプチヒGKグラーチがブロック。こぼれたところをすかさず旗手が右足で蹴り込んだ。3-1とリードを広げた。CL14試合目の出場で待望の初ゴール。日本人選手として同大会通算15人目のスコアラーとなった。

さらに旗手は得点にはならなかったが後半34分、自陣からのカウンターで絶妙なロングスルーパスを古橋へと通した。素早く反応した古橋が左サイドを抜け出し、すかさず中央へ走る前田へグラウンダーパスを送ったが、これは相手選手にカットされた。日本人3人の連係で一気に崩す場面を作った。

アディショナルタイムには前田がゴール前ワンタッチでゴールネットを揺らしたが、ここはオフサイドだった。このまま2点リードを保ち試合終了、セルティックが2勝目(1分け1敗)を挙げた。ライプチヒは4連敗となった。

2得点に絡んだ旗手、機動力を発揮した前田がフル出場。鋭い動き出しを見せた古橋は、後半36分までプレーした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【欧州CL】旗手怜央、CL日本人15人目のゴール!2点に絡む活躍でセルティック2勝目