ソフトバンク２位神奈川大・庄子雄大がつないだ！９回表に逆転許すも最終回に５得点サヨナラ勝ち

城西国際大対神奈川大　8－8の9回無死から右中間への二塁打を放ち、相手中堅手の失策間に三塁へ到達して喜ぶ神奈川大・庄子（撮影・佐瀬百合子）

＜関東地区大学野球選手権大会：神奈川大10－9城西国際大＞◇1回戦◇5日◇横浜

神奈川大学リーグ1位の神奈川大が、千葉大学リーグ3位の城西国際大にサヨナラ勝ちで、2回戦進出を決めた。

神奈川大は初回に5点を先制も、じわじわと追い上げられ9回表に逆転を許した。

最終回で4点を追う展開となったが、代打山下竜矢外野手（4年＝横浜隼人）の3ランで1点差に。なおも無死走者なしから、ソフトバンクドラフト2位の1番庄子雄大内野手（4年＝横浜）が右中間二塁打。さらに「センターがもたついているのが見えたので」と、相手中堅手の失策の間に50メートル5秒7の快足を飛ばして三塁まで進んだ。次打者の適時二塁打で同点のホームを踏み、劇的サヨナラへとつなげた。仲間の声援が響く横浜スタジアムを駆け回り「応援が自分の背中を押してくれた。スタンドのみんなが打たせてくれたヒットだったと思います」と丁寧に感謝した。

この日はドラフト会議後、初めての試合だった。「スタンドや相手チームから『ドラフトで指名された選手』という声もちょくちょく聞こえました」と改めて実感が湧いている。マークもされる中で、「4打席くらいは思うような結果が出なかったですけど、最後は自分のスイングができた」と笑顔で振り返った。