【侍ジャパン】清宮幸太郎「アイツは悔しがっていた」同僚打ちにガッツポーズ “下克上”へ存在感
「プレミア12」に臨む侍ジャパンの日本ハム清宮幸太郎内野手(25)が侍デビューを果たす。4日、練習試合の広島戦(5日、宮崎市清武)を前に宮崎キャンプで初めてライブBPを行い、同僚の日本ハム北山亘基投手(25)と対戦。打撃感覚を確認した。初実戦では「8番左翼」でスタメン予定。CS不出場組を優先的に組んだ打順のため、下位打線からのスタートとなるが、侍のクリーンアップへ“下克上”の挑戦が始まる。
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同僚打ちに、思わずガッツポーズが飛び出した。清宮がライブBP(実戦形式の打撃練習)で北山と対戦。外角直球を強振した打球は、左翼方向へライナー性となって飛び込んだ。「ヒットでしょ。対戦は初めてだったので、アイツに抑えられなくて良かった。(2打席目)中飛だったので、どっこいどっこい。アイツは悔しがってましたけど」と、同い年の同僚から会心の当たりに、確かな手応えをつかみ笑顔を見せた。
宮崎キャンプ終盤に入り、ここからクリーンアップへの戦いが本格化する。広島との練習試合では、1試合限定で左翼で出場。打順は、CSファイナルステージまで出場していたため、下位打線からスタートする。「僕は初対戦でも、どんどん(バットを)振っていきたいと思っている。そこは変わらずいければ」。打てばおのずと主軸へ成り上がる“下克上”への挑戦が始まろうとしている。
2打席目では初球、内角のボール球をファウルでさばいた。その姿に井端監督は「実戦になってくるとスイングが違うなと、改めて分かった。あのファウルのさばきは、なかなかできるもんじゃない。あれを見て大丈夫だと思った」。日の丸の背番号3は、かつて井端監督やソフトバンク近藤が背負った番号で「3番は縁起がいい番号。みんな活躍しているから」と同監督にハッパを掛けられ、清宮の気持ちも高まっている。
本職の一塁でポジションを争うDeNA組の佐野や牧らが合流する前、最初で最後の実戦の場。清宮は「いつも通り良い準備をして臨めればと思います」。バットで存在感を示していく。【栗田成芳】
◆5日広島戦侍ジャパンスタメン
1番三塁村林
2番捕手坂倉
3番中堅辰己
4番二塁小園
5番遊撃紅林
6番一塁佐藤
7番DH五十幡
8番左翼清宮
9番右翼森下
投手井上(3回)、横山(以下1回)、隅田、鈴木翔、清水、藤平
※8回変則ルール、8回タイブレーク