ヤンキース対ドジャース 3回裏ヤンキース2死満塁、満塁本塁打を放ち、ジャッジ(右から2人目)とタッチをするボルピ(右端)を見つめるドジャースナイン(撮影・菅敏)

<ワールドシリーズ:ヤンキース11-4ドジャース>◇第4戦◇29日(日本時間30日)◇ヤンキースタジアム

ヤンキースが地元出身のアンソニー・ボルピ内野手(23)の逆転グランドスラムで、シリーズ1勝3敗とした。

初回にドジャース・フリーマンに先制2ランを浴び、3試合連続で先制を許す重苦しいスタート。2-1の3回に1死満塁の大チャンスを演出したが、6番リゾの遊飛に本拠地のヤンキースファンは大きなため息に包まれた。

2死満塁で打席に入ったボルピは、ハドソンの初球の低めスライダーを強振。107・6マイル(約173キロ)の打球は低いライナー性で左翼席に突き刺さる逆転の満塁弾となり、スタンドのヤンキースファンはお祭り騒ぎとなった。

ボルピは8回の第4打席でも、左前に打球を運ぶと二塁にヘッドスライディングで二塁打。三盗も決めると、内野ゴロの間の好走塁で7点目のホームに滑り込んだ。チームも勝利し、ワールドチャンピオンへ望みをつないだ。

ニューヨーク出身のボルピは、デレク・ジーター氏(50)以来の球団生え抜き遊撃手として期待される。期待値は背番号「11」が証明。ヤンキースは背番号「1」~「10」の背番号全てが永久欠番となっており、「0」をのぞけば事実上「11」が、最も若い背番号になっている。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 ヤンキース、地元NY出身23歳ボルピが再び灯をともす「ポスト・ジーター」が決勝の逆転満塁弾