ワールドシリーズ前日、キャッチボールで調整するドジャース山本は、投球の合間の声を上げる(撮影・菅敏)

ワールドシリーズ第2戦で先発する山本由伸投手(26)が、初舞台への意気込みを語った。PSは3試合に先発し、初戦こそ打ち込まれたものの、過去2戦は力投。全3試合でド軍は勝利を収めた。WSを翌日に控え「多少、違いはあるような…。でも、変わらず、みんなで勝利に向かってやっていく、そういう感じです」と淡々と決意を口にした。

6月7日、敵地での初対戦では7回2安打無失点7奪三振と快投。それでも、「それはまったく別物だと思いますし、またメンバーも変わってると思いますし、あまり関係はないかなと思います」と油断はない。重圧のかかる大舞台について「すごくやりがいは感じますけど、好きかどうかは分からないです」と話す一方で、「どんどん落ち着いて投球できるようになってきたかなと」と、特有の雰囲気にも慣れてきた。

世界中が注目する黄金カードに、メジャー1年目で出場。「こういう大きな舞台でプレーできるというのは選手として幸せに感じます。いい姿を見せられたらなと思います」。気負いのない、山本の柔らかな口調は、いつも通りだった。

<ドジャース先発予想>

◆第1戦 ジャック・フラーティ(29)

13勝7敗、防御率3・17

PS 1勝2敗、防御率7・04

◆第2戦 山本由伸(26)

7勝2敗、防御率3・00

PS 1勝0敗、防御率5・11

◆第3戦 ウォーカー・ビューラー(30)

1勝6敗、防御率5・38

PS 0勝1敗、防御率6・00

◆第4戦 ブルペンデー

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 山本由伸「やりがいは感じるけど、好きかどうかは…」WS初舞台へ淡々と決意「いい姿を見せる」