Rマドリード、カルバハルの膝重傷と1年の契約延長を発表 現地紙「全治8~10カ月今季絶望」
レアル・マドリードは6日、スペイン代表DFカルバハル(32)の右膝重傷および1年間の契約延長で合意したことを発表した。
Rマドリードは5日にホームで行われたスペインリーグ第9節でビリャレアルに2-0で勝利したが、終了間際にアクシデントが発生する。この試合で先発出場したカルバハルがボールをクリアした際にジェレミ・ピノと接触。悲鳴を上げてピッチに倒れ込み、涙を流しながら担架で運び出された。
クラブが試合翌日の6日に実施した検査で、右膝の前十字靭帯(じんたい)、外側側副靭帯、膝窩筋腱の断裂と診断された。これを受けスペイン紙アスは全治8~10カ月で今季絶望と伝えている。
Rマドリードはカルバハルの重傷を伝えた直後、さらに選手に対する全幅の信頼を公に示すかのように、「予定していた通り、ダニ・カルバハルと26年6月30日までの契約延長で合意した」と公式声明を発表した。これによりカルバハルは、今季終了後に満了する契約を1年間延長することとなった。
カルバハルはアンチェロッティ監督指揮下のチームにおいて、不動のレギュラーの1人。今季ここまで公式戦11試合(すべてスタメン)に出場し、1得点を記録していた。
Rマドリードでは近年、同箇所のけが人が多発。昨季はGKクルトワ、DFミリトン、DFアラバの3人が左膝前十字靭帯断裂の重傷を負っていた。このうちアラバはまだ戦列復帰できていない。(高橋智行通信員)