神戸パトリッキ(2023年7月16日撮影)

<明治安田J1:京都2-3神戸>◇6日◇第33節◇サンガS

ヴィッセル神戸がアウェーで京都サンガF.C.を下してた試合で、後半26分から途中出場したFWジェアン・パトリッキ(27)が決勝ゴールを決めた。

2-2の状況でピッチに入ると、持ち前のスピードを生かして劣勢の流れを引き戻しにかかった。その中で同38分に、試合を動かした。CKの折り返しからMF鍬先祐弥(26)が放ったシュートにパトリッキが反応。「誰かに当たってこぼれてくるか、シュートがそのまま来るかと考えた。手にだけは当てちゃいけないと気を付けた」というアタッカーは、左足に当たった後に自身の顔を直撃したボールを、豪快に右足で蹴り込んだ。

左ひざ後ろの靱帯(じんたい)を痛めて、この試合までのリーグ4試合を欠場した。「調子が良い時にけがをして、非常にショックだった」ともどかしい思いもした。それでも「一番チームが必要とするタイミングで戻って、チームを助けるんだと祈っていた」と強い気持ちを持ち続け、見事に結果に貢献して見せた。 待望の復帰で神戸の力となるスピードスターは「我々が目指すタイトルには、勝ち続けるしかない。そのつもりでやっている」と話し、リーグ連覇への意欲を強めた。【永田淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【神戸】復帰間もないパトリッキV弾「手にだけは当てちゃいけない」顔に直撃したボール蹴り込む