立体構造情報を用いた創薬研究への人工知能(AI)導入の取り組み

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都医学研都民講座(第7回)を1月25日(土)に開催します
立体構造情報を用いた創薬研究への人工知能(AI)導入の取り組み



東京都医学総合研究所では、神経及びその疾患、精神障害の本態、成因及びがん、感染症等の研究をすすめ、未解明の重要疾患の原因究明、予防法や治療法の開発などに総合的に取り組んでいます。
こうした多岐にわたる研究内容の一端や関連する最新情報を、都民の皆様に分かりやすくお伝えすることを目指し、当研究所では毎年度都民講座を開催しています。
今回は中央大学理工学部 准教授 岩舘 満雄(イワダテ ミツオ)先生をお迎えし、当研究所の幹細胞プロジェクト プロジェクトリーダー 原 孝彦とともに、お話をさせていただきます。

1 日  時  2025年1月25日(土曜日)午後2時30分から午後4時まで 
2 開催方法  会場とWeb会議システム「Zoom」によるハイブリッド開催 
3 演  題  
「新しい抗がん剤開発への挑戦」
東京都医学総合研究所 基礎医科学研究分野 幹細胞プロジェクトリーダー 原 孝彦

【講演要旨】
我々は、9年前に急性Tリンパ芽球性白血病(T-ALL)細胞を特異的に死滅させる天然化合物を発見しました。さらに、有機化学合成によって、もっと活性の高い類縁化合物の創出に成功し、作用メカニズムの探索も進めてきました。この過程で、本剤が難治性の脳腫瘍や肉腫にも有効であることが判明しました。講演では、この研究の道程を紹介し、どのようにして新しい抗がん剤を患者さんに届けようとしているのかについてお話ししたいと思います。
  
「AIが加速する創薬:高精度なIC50/Ki予測によるchooseLDの革新」
中央大学理工学部 准教授 岩舘 満雄 (イワダテ ミツオ)

 【講演要旨】
近年、創薬はAIの活用により新たな段階を迎えています。我々が開発した「chooseLD」は、サポートベクターマシン(SVM)という機械学習アルゴリズムを用いて、新規薬物候補化合物のスクリーニングを可能にします。chooseLDは、化合物の活性と標的タンパク質との結合親和性を評価する指標であるIC50とKiを高精度に予測することで、創薬の初期段階から有望な候補化合物を迅速に特定します。これにより、創薬プロセスを効率化し、革新的な医薬品の開発を加速します。本講演では、chooseLDの技術的な詳細、実際の創薬への応用事例、そして今後の展望についてご紹介します。

4 参  加  定員600名
(都医学研講堂:100名、オンライン:500名 事前申込、先着順、無料)

5 申  込 
<対面式での参加をご希望の場合>
郵送またはメールでお申し込みください。
○郵送の場合:往復はがきでお申し込みください。往復はがきには、「第 7 回都民講座 (対面式希望) 」と記入の上、住所、氏名(フリガナ)、電話番号及び 複数名 希望の場合は同伴者氏名をご記載いただき、下記【申込先】までお申し込みください。(期限:1月17日 必着)
【申込先】
〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6 東京都医学総合研究所 普及広報係 宛
○ メールの場合:件名を「第 7回都民講座申込 (対面式希望 」とし、氏名、電話番号及び 複数名希望の場合は同伴者氏名を記入の上、申込専用アドレス(tomin@igakuken.or.jp)までお申し込みください。(期限: 1 月17 日 受信まで)

<オンラインでの視聴をご希望の場合>
ホームページホームページ(https://www.igakuken.or.jp/public/tomin/2024/tomin07.html)の登録フォームよりお申し込みください。

【締切】
締切は1月17日(金曜日)(往復はがき:必着、メール:必着)

【問い合わせ先】
(公財)東京都医学総合研究所 事務局 研究推進課 乙竹・鈴木
電話 03-5316-3109(直通)

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 2024年度第7回都医学研都民講座