京セラ株式会社(以下、京セラ)は、繊維・アパレル業界の水質汚染などの社会課題の解決に貢献するため、水の使用量を極限まで削減したインクジェット捺染(なっせん)*1プリンター「FOREARTH」(フォレアス)を開発し、人々の環境意識の向上を目指した「TRUE BLUE TEXTILE(トゥルー・ブルー・テキスタイル)」プロジェクトを開始しました。これに合わせ、「TRUE BLUE TEXTILE」でアンリアレイジ森永氏などが制作した作品を3月22日(金)「世界水の日(World Water Day)」より京都市京セラ美術館にて展示を開始いたします。 *1 生地に模様を印刷すること
京都市京セラ美術館の展示では、光の広間の広大なスペースを活用したインスタレーションが行われます。左右目一杯に広がる「TRUE BLUE TEXTILE」の吊り布は、まるで水が流れているかのような演出となっており、人が通過すると仁淀川の水面が印刷された生地が揺れ、心地よい雰囲気を楽しむことができます。 また、今回、製品の紹介パネルやメインボードはすべて「FOREARTH」から印刷されており、風合いや発色の良さを合わせてご覧いただけます。 期間中、京都に訪れた際はぜひお立ち寄りください。
「TRUE BLUE TEXTILE」展示概要 名称:「TRUE BLUE TEXTILE at京都市京セラ美術館」 会場:京都市京セラ美術館 光の広間 アクセス:〒606-8344 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 会期:2024年3月22日(金)~ 24日(日) 入場料:無料 https://kyotocity-kyocera.museum/
「TRUE BLUE TEXTILE」プロジェクトについて 「TRUE BLUE TEXTILE」プロジェクトは、繊維・アパレル業界の環境課題を解決するために開発された、水の使用を極限まで削減したインクジェット捺染プリンター「FOREARTH」で印刷した生地で制作したファッションを通じて、“水をまもるために、まとう”という意義を多くの人々に考えていただく取り組みです。 日本で最も美しい水質を誇る高知県・仁淀川の水を用いた水面の柄を「FOREARTH」でプリントした生地「TRUE BLUE TEXTILE」を制作、その生地を使って、本プロジェクトの趣旨に賛同いただいた森永邦彦氏が手掛ける「ANREALAGE」(アンリアレイジ)さまと、数々のデザイナーを世に送り出してきたバンタンデザイン研究所さまに、合計5着の衣装を制作いただきました。 美しい服を着ながら、美しい水を守ることを両立し、このテキスタイルをまとうことで未来の環境を守っていく意思表示をしていただくことができます。 京セラは、この活動を通じて、繊維・アパレル業界が抱える社会課題解決に努めてまいります。 【動画:https://www.youtube.com/watch?v=fU36C6Pk6-w】 プロジェクト動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=fU36C6Pk6-w
世界水の日について 3月22日(金)は、「世界水の日(World Water Day)」です。「世界水の日(World Water Day)」は、淡水の保全と持続可能な淡水資源管理の促進への人々の意識を啓発し、各国の行動につなげるため、1992年12月の国連総会で制定されました。以降、世界中で毎年3月22日やその前後に、さまざまな催しやキャンペーンなどが行われています。