当該四半期の新規成約面積が僅かに前期比2.4%増加したとともに、大規模の募集物件が最低限に抑えられたことで、マンハッタン全体の空室率は30ベーシスポイント(bps)低下して22.1%となった。また、サブリース(転貸)形式の募集面積は、2,210万sfと引き続き高い水準にあるものの、当該四半期においては3.6%の減少に転じた。一方、直接賃貸形式の空室面積は2四半期連続で7,000万sfと高止まりしている。なお、第3四半期は550 Washington Streetと424 Fifth Avenueが満室稼働で竣工したことにより、年初来のネット・アブソープション(吸収需要)は2019年以来初めて上昇に転じた。