2022/10/4 14:00
サントリー美術館
https://www.suntory.co.jp/sma/

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202209066042-O2-ZbRCvvmf
サントリー美術館(東京・六本木/館長:鳥井信吾)は、 2023年に5つの展覧会を開催します。

1961年に東京・丸の内に開館して以来、当館は「生活の中の美」を基本理念とし、 2007年の六本木移転を機にミュージアムメッセージ「美を結ぶ。美をひらく。」を掲げて、日本美術の発展と普及に資する活動を展開してまいりました。

2023年の展覧会は、日本美術の名品から東西のガラスまで、いずれも当館の独自企画でご紹介します。どうぞご注目ください。

 
■没後190年 木米
2023年2月8日(水)~3月26日(日)

江戸時代後期の京都を代表する陶工・文人画家である木米(1767~1833)の没後190年の節目を記念した展覧会です。木米は古陶磁を熱心に研究して作陶に臨みました。作品は優れた煎茶器や茶陶など多岐にわたります。一方、とりわけ50代後半以降に余技として描いた絵画は、自由奔放な作風が魅力的です。本展は当時の文化人らが憧れた木米の個性あふれる屈指の名品を、陶磁、絵画、文献資料に至るまで一堂にご紹介する貴重な機会となります。

 
■吹きガラス 魅惑のかたち―古代から現代まで―(仮称)
2023年4月22日(土)~6月25日(日)

熔けた熱いガラスに息を吹き込んで器物を成形する吹きガラス。ガラスという素材の性質を活かした吹きガラスの登場は、ガラスならではの〈かたち〉の誕生でもありました。
本展では、吹きガラスならではの表現を生み出した作り手の〈技〉を切り口に、古今東西の特色ある吹きガラス作品をご覧いただきます。あわせて、現代のガラス作家らによる技法研究の成果をご紹介し、かつての名もなき吹きガラス職人たちの創意工夫に迫ります。

 
■虫めづる日本の人々(仮称)
2023年7月22日(土)~9月18日(月・祝)

虫は古くから、和歌、物語、美術作品に登場し、季節の移り変わりや、人の心情を表わすものとして大事な役割を果たしています。また、中国から伝来し日本で珍重された草虫図の中にも、多くの虫たちが描かれています。特に江戸時代には、博物学などの様々な影響を受け、多彩な草虫図が生み出されました。本展では大勢の人々が虫に親しんだ江戸時代を中心に、古くから育まれ現代へと受け継がれた日本の虫めづる文化をご紹介いたします。

 
■激動の時代―幕末明治の絵師たち(仮称)
2023年10月11日(水)~12月3日(日)

江戸から明治へと移り変わる激動の時代、日本絵画の伝統を受け継ぎながら新しい表現へ挑戦した絵師たちが活躍しました。天保の改革、黒船来航、天変地異、倒幕運動といった混沌とする世相を背景に、劇的で迫力ある造形や洋風表現を取り入れた画風、伝統と創意が結びついた表現など、多彩な作品が生まれています。本展では幕末明治期に腕を奮った多士済々の絵師たちを特集し、その魅力に迫ります。

 
■サントリー美術館コレクション名品展(仮称)
2023年12月20日(水)~2024年1月14日(日)

サントリー美術館は「生活の中の美」を基本理念に掲げ、長年にわたって活動を続けてきました。その成果は、これまでに開催された多彩な企画展に象徴されるものですが、一方で、日本人の生活に根ざした美術作品の蒐集によって、独特のコレクションを形成するに至りました。今、改めてこのコレクションを振り返り、国宝・重要文化財指定作品のすべてと、「サン美と言えばコレ!」といった期待に応える数々の名品を一挙に公開いたします。

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 サントリー美術館 2023年 展覧会スケジュール決定