2021/12/14
シュナイダーエレクトリック

● 三相UPSへの集約により管理負担の改善とサーバ―ルームのインフラ効率化を実現
● ラック上部へ配線を整理し、既存の免振装置の動作スペースを確保するとともに、配線の管理も効率化
● 24時間365日の遠隔監視とプロアクティブな障害通知で、トラブル時の迅速な対応が可能に

エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであり、2021年のサステナビリティ世界No.1に選ばれた(※)シュナイダーエレクトリックは、公立置賜総合病院(所在地:山形県東置賜郡川西町)が、当社の三相UPS「Symmetra PX」を含むサーバールームソリューションと遠隔監視システム「EcoStruxure Asset Adviser」を導入し、病院の情報システムの安定運用とITインフラの効率化を実現したことを発表します。

2000年11月に開院した公立置賜総合病院は、地域初の24時間対応の救命救急センターやドクターヘリ用のヘリポートを持つほか、最新のがん放射線治療機器の導入や、地域の自治体病院のサテライト化など、先進的な取り組み行っています。「心かよう信頼と安心の病院」という病院理念のもと、置賜地域の基幹病院としての役割を担っています。

地域住民が、医療施設のサテライト化による価値を最大限享受できるようにするためには、電子カルテをネットワークでつなぎ、地域の医療機関の間で患者情報を共有できる仕組みが不可欠です。そのため、公立置賜総合病院では開院当初より情報システムを積極的に導入してきました。しかし、長年の運用によってサーバールームのスペースが不足しつつあることや、床下の配線も入り組んでしまい免震装置の動作にも不安があるといった課題を抱えていました。また、ミッションクリティカルな病院業務の特性上、障害発生時にも素早く対応できる監視サービスの導入が必要でした。

そこで、公立置賜総合病院では、三相UPS「Symmetra PX」を導入し、多数の小型UPSを集約することでサーバールームのラック数を約2/3に削減しました。それに加え、もう一つの課題であった床下の配線も「NetShelter SX」ラックを導入して上部に配線を通して整理することで、免震装置の可動スペースも確保できました。ラックと配線の整理を実現したことに加え、UPSを集約し全体のランタイム時間が見える化されたことで、バッテリー運用時間の把握が容易となりました。これにより、電源喪失時の安全なシャットダウン設計を行うことができ、機器増設時などにも最適化を図れるようになりました。

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(図:NetShelter SX導入後の床下配線)

監視サービスについては、障害発生時のより迅速な原因特定と復旧対応のため、遠隔監視サービス「EcoStruxure Asset Adviser」を導入しました。「EcoStruxure Asset Adviser」では障害発生時のプロアクティブな通知に加えて、スマートフォンのアプリ上で簡単に状況を確認できるため、即座に対応を開始できます。さらにチャット機能を使えば、リアルタイムでシュナイダーエレクトリックのアドバイスを受けられるため、機器にあまり詳しくない担当者でもすぐに活用できることから、監視業務の効率化とトラブル対応時のスピード向上が期待されています。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202112134904-O2-uKqlj7tw

今後もシュナイダーエレクトリックは、多様化するシステム環境や要望ににあわせた製品やソリューションの提供を通じ、データセンターおよびサーバールームの効率的な運用に貢献していきます。

導入事例の詳細はこちら
公立置賜総合病院様 導入事例
https://www.apc.com/jp/ja/download/document/CR_Okitama_hp/

導入製品についての詳細はこちら
Symmetra PX
NetShelter SX
EcoStruxure Asset Advisor

※2021年のサステナビリティ世界No.1:出展=Corporate Knights Global 100 Index
https://www.corporateknights.com/rankings/global-100-rankings/2021-global-100-rankings/2021-global-100-ranking/

Schneider Electricについて
シュナイダーエレクトリックは、あらゆる人がエネルギーや資源を最大限活用することを可能にし、世界の進歩と持続可能性を同時に実現することを目指しています。私たちはこれを「Life Is On」と表現しています。
私たちの使命は、持続可能性と効率性を実現するためのデジタルパートナーになることです。
世界をリードするプロセス技術やエネルギー技術と、エンドポイントとクラウドをつなぐ製品、制御機器、ソフトウェアやサービスとを、ライフサイクル全体を通して統合し、その統合された管理を住宅、ビル、データセンター、インフラストラクチャ、各種産業に展開することでデジタルトランスフォーメーションを推進します。
私たちは、最もローカルなグローバル企業です。社会にとって意義深い目的を持ち、多様な意見を取り入れ自ら行動するという価値観を持って、オープンスタンダードとパートナーシップエコシステムの拡大に尽力します。
www.se.com/jp

 

情報提供元: PRワイヤー
記事名:「 シュナイダーエレクトリック、公立置賜総合病院の病院システムの安定運用とITインフラの効率化を実現