投資が初めてという人やローリスクローリターンの投資を望む人にオススメのロボアドバイザー。
いくつかの質問に答えるだけで、「ロボアドバイザー=人工知能」が自動で資産運用プランを提案。アドバイスもしてくれます。
ロボットが対応することで大きなコスト削減に繋がり、手数料などが安くなっているのも大きなメリット。
今回はそんなロボアドバイザーについてご紹介します。
資産運用の経験のない人や若い世代に人気のTHEO
「株式会社お金のデザイン」が運営しています。資産運用の経験がない方や若い世代がメイン。
最低投資額は10万円から。ポートフォリオはおよそ40種類のETFから構成。
更に分解すると世界86の国、地域に渡り最終的な投資対象は1万1,000銘柄以上となっています。
手数料は…投資一任報酬として
預かり資産額が3,000万円未満の場合は1%
〃 3,000万円以上の場合は0.5%
これにETFの信託報酬がプラスされます。
簡単な質問に答えるだけで、無料で運用プランを表示・口座開設が可能です。
質問内容
(1) 「私はいま_歳です」
(2)「私には資産運用の経験が(次の中から選択)
・ 豊富にあります
・ ある程度あります
・ ほとんどありません」
(3)「資産運用では元本の安全性を(次の中から選択)
・ 何よりも重視します
・ ある程度重視します
・ 重視せず高い収益を目指します」
(4)「投資した資産が値下がりしたら(次の中から選択)
・ 値上がりを期待して買い増します
・ 少しだけ買い増します
・ 何もせずそのまま保有します
・ 値動きを見て売却を検討します
・ 損失拡大を恐れすぐ売却します」
(5)「インフレが起きて、手持ち資産が目減りする心配を(次の中から選択)
・ かなりしています
・ ある程度しています
・ それほどしていません
・ ほとんどしていません
・ 意識したことがありません」
以上の質問に答えるだけで、次のような運用プランが分かりやすく表示されます。
・ 資産の運用方針
・ 資産構成(ポートフォリオ)
・ 過去のシミュレーションと未来のリターン予想
・ 収益率(過去9年の平均)
THEOについての詳細はHPを御覧下さい。
2017年春からの新サービス「お釣りで資産運用」も導入 WealthNavi
「株式会社ウェルスナビ」が運営しています。
その特徴とは…
メインのターゲット層は30代。最低投資額は100万円から。積立投資が可能です。(THEOは出来ない)
ノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏のポートフォリオ理論などに基づく資産運用。
配当やリバランスから生じる税負担が一定額を超えた場合、含み損を実現させることにより自動的に繰り延べる自動税金最適化(DeTAX)を導入(適用には条件あり)。
手数料は預かり資産が3,000万円までは1%、3,000万円を超える場合は0.5%となっています。またETFの経費率は0.11%~0.14%と設定されています。
2017年春からは「お釣りで資産運用」というサービスが導入される予定です。
これはクレジットカードや電子マネーで買い物したお釣りを貯めて、資産運用に繋げていこうというもの。
99円以下のお釣りを自動で積み立て
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500円到達ごとにロボが自動投資
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運用レポートは専用のアプリで確認
コツコツ貯めていきたいという人にオススメです。
WealthNaviでも最適なプランの無料診断が簡単に行なえます。
無料診断の質問内容
(1)「現在何歳ですか?」
(2)「年収はおおよそいくらですか?」
(3)「金融資産はおおよそいくらですか?」
(4)「毎月の投資額は?」→ なし、1万円、3万円、5万円、10万円から選択
(5)「資産運用の目的は何ですか?」(次の中から選択)
・ 余裕資金を着実に運用
・ 住宅購入のため短期的に運用
・ 退職金をしっかり運用
・ 子どものための長期的な資金づくり
(6)「もしも株価が1か月で20%下落した場合どうしますか?」(次の中から選択)
・ 投資資産を売却、
・ 一部売却
・ 何もしない
・ 追加投資する
以上の無料診断の結果で…
「○○○万円の投資額が△△%の確率で○○○万円になります」と表示されるため、とてもインパクトがあります。
その詳細では、目標金額に達成するための毎月の投資額や運用期間なども具体的に分かるようになっています。
WealthNaviの詳細についてはHPを御覧下さい。
下落ショックの軽減を図る機能も利用できる 楽ラップ
楽天証券が提供するロボアドバイザーサービスです。
マーサージャパン株式会社の助言に基づいて運用コースを提案しています。
30~40代の投資家が全体の半数以上を占めています。最低投資金額は10万円から、手数料は0.990%。
株式市場が下落した時に一時的にリスクの高い株式を売却、リスクの低い債券の比率を増やし下落ショックの軽減を図るTVT機能が利用可能。
無料診断は全部で16項目。
THEOやWealthNaviよりは多めとなっていますが、
「年始にデパートに行ったら福袋が売られていました。どうしますか?」
「初対面で人の性格を見分けることは得意ですか?」
など、性格的な部分を重視するような質問がいくつか含まれています。
この診断結果では運用コース(資産構成比)や想定リターンなどが分かりやすく表示されます。
楽ラップの詳細についてはHPを御覧下さい。
ロボアドバイザーの導入は当たり前になりつつある
このほかにも…
・マネックス証券の「マネラップ」
・みずほ銀行の「みずほSMART FOLIO」
・三菱UFJ国際投信の「PORTSTAR」
・野村證券の「野村のゴールベース」
・松井証券の「投信工房」
などなど、ロボアドバイザーの導入はもはや当たり前になりつつあります。
「ネットで手軽に始められる」
「運用コースが初めての人にも分かりやすく表示される」
「安心のローリスク、ローリターン」
運用は難しそう…、大きな損をしたらどうしよう…と思っていた人にもオススメです。
まずは各社の無料診断などを利用して、自分に合った運用にはどのようなプランがあるのかを参考にしてみてはいかがでしょうか。(執筆者:藤 なつき)
情報提供元: マネーの達人