東証マザーズやJQといった市場を新興市場と言います。値動きが派手でボラ(幅値)が高いため、個人投資家に人気があります。



今回はこの新興相場で個人投資家が「戦う」ための秘訣をご紹介したいと思います。





なぜ新興はボラが高いの?






≪参考:サイバーステップ日足チャート≫




新興市場の相場規模が小さいためです。



東証一部の大型銘柄のように多くの浮動株がありません。ですから少し人気化するだけで、ストップ高を連発しやすくなっています。



最近では東証マザーズのサイバーステップ(3810)がたった7営業日で374円から1335円まで株価をあげました。それは浮動株数が70万株程度しかないからです。





急騰には急落がつきもの


しかしチャートを見ていただければ一目瞭然ですが、急騰する銘柄は急落します。たった3営業日で1335円から867円まで落下しています。



信用買いで全力なら、3日で退場できるレベルの落下です。このように新興市場ではハイリスクハイリターンのジェットコースター相場になっています。



ジェットコースター相場で個人が勝つにはどうすればいいの?




筆者は基本的に新興相場専門の投資家です。



理由はハイリスクハイリターンを資金管理でフォローしたほうが、東証一部で投資するよりも簡単に稼ぐことができるからです。



東証一部で20%稼ぐには、1~3ヶ月必要ですが、新興市場なら1日でも可能です。



ですから、資金は東証一部に投資する額の1/10でも十分大きなリターンをあげることができるのです。発想を転換すれば、市場にはお金がいくらでも落ちているものです。





具体的には何をすればいいの?


資金管理です。いつも最低1/3は余力を残した状態にしておきましょう。



もう一つは「分散投資」です。



1銘柄全力の方を多く見かけますが、これでは投資ではなく博打です。当たるのか外すのかしか結果がありません。できるだけ多くの銘柄に分散投資しましょう。



新興市場では一発当たると先に挙げたサイバーステップのように簡単に短期で3倍になったりすることがあります。上がった銘柄から利確して、再投資に回していけばいいのです。





とっておきの「秘訣」をご紹介します~高確率でセカンダリーをゲットする秘訣






≪参考:アエリア(3758)日足チャート≫




こういうジェットコースター相場にも攻略方法があります。624円―1,980円相場(A)はまずスルーします。こういった銘柄は「セカンダリー」を狙うのが得策です。



Aでも出来高を見てください。どう見ても売り逃げした形跡がありません。陰線で出来高があがらない銘柄はセカンダリーが高確率で起こります。



このようにチャートからも一見ジェットコースターに見える相場でも、実は稼ぐことは可能です。資金管理と簡単なテクニカルで新興相場を攻略してみませんか。(執筆者:佐藤 れいな)



情報提供元: マネーの達人
記事名:「 ジェットコースター相場の対処方法 ~新興相場で戦う秘訣~