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遠くから眺めるだけでも満足な富士山ですが、そこに山があるなら登ってみたくなるのがアルピニストです。
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最近では、外国人観光客や弾丸登山の影響で、富士山が混雑するようになってきました。
いわゆる「オーバーツーリズム」というやつですが、その対策も兼ねて富士山の山梨県側では有料化に踏み切りました。
≪画像元:富士登山オフィシャルサイト≫
7月1日より、山梨県側(吉田ルート)から富士山に行く際には、有料化されました。
従来より実施している富士山保全協力金1,000円(任意の寄附金)に加えて、登下山道の使用料として1人1回につき2,000円が必要となります。
最大3,000円の負担です。
ちなみに、静岡県側では有料化されていません。
予約は登山日の前日23時59分まで可能です。
「富士登山オフィシャルサイト」から「山梨県富士山吉田ルート通行予約システム」にアクセスしてください。
日付と人数を選択し、予約・通行料支払い(1人2,000円。クレジットカードかQR決済)をします。
手続きが終わると、QRコードが付いた完了メールが届きます。
登山当日は五合目の受付で端末にQRコードをかざし、配布されるリストバンドを着用しゲートにいる警備員に見せることで通行できます。
当日は予約できませんが、当日受付分が1,000人以上確保されています。
五合目の受付で通行料支払い(クレジットカード、電子マネー、QR決済に対応)をして、配布されるリストバンドを着用しゲートにいる警備員に見せることで通行できます。
登山の有料化は、正直日本人になじみがありません。
分からないことだらけだと思いますので、よくある質問と回答をまとめました。
電話予約はできません。
「山梨県富士山吉田ルート通行予約システム」からのみの予約です。
≪画像元:富士登山オフィシャルサイト≫
決済が完了すると、自己都合(交通機関遅延を含む)によるキャンセルは返金できません。
また、決済が完了するとその後の登山日等の変更によるキャンセル、登山日の選択間違いなども返金できません。
ただし、県の都合により通行できなかった場合は返金されます。
例えば7月1日、強風のため富士スバルラインが一時通行止めとなったため、登山をできなかった人は返金されるとのことです。
クレジットカード会社などを通じて行われ、予約者側での返金申請・手続きは必要ありません。
≪画像元:鳥居荘≫
山小屋の宿泊予約と通行予約は別のもので、山小屋の宿泊予約があれば、通行予約がなくても登山できます。
登山の際は、宿泊予約を提示してください。
ただし、通行予約をすると予約者専用窓口でのQRコード認証でスムーズに登山が開始できるメリットがあります。
当日枠が残り1人となっても、県の条例で6人までのパーティーならOKです。
7人以上だと通行できません。
軽装の登山者に対しては、引き返すかレンタルショップで装備を整えるか引き留めてアドバイスされます。
それでも強行突破しようとすると、係員総出で制止される場合もあるので、従いましょう。
より確実に御来光を拝むには、山小屋での宿泊が欠かせません。
弾丸登山や混雑の対策として、今年より16時~翌3時に登山口のゲートを通ることはできませんが、山小屋宿泊者はこの限りではありません。
よりお得に山小屋に宿泊したい人は、ポイントが付くサイトで予約するといいでしょう。
例えば「富士山本七合目鳥居荘」は、るるぶトラベルから予約可能です。
ただし、執筆時点で完売となっていました。
るるぶトラベルでの宿泊で1%分のポイントが貯まり、貯まったポイントは次回宿泊で利用できます。
さらに、るるぶトラベルを楽天リーベイツ経由で利用すれば、1.5%分の楽天ポイントがもらえますよ。
≪画像元:サンシャインツアー≫
人気の富士登山ですので、それを目当てにしたツアーも組まれています。
収容人数に限りのある山小屋ですが、ツアーなら確保できる可能性が高いです。
経験豊富なガイド付きツアーなら、より安全に登山できます。
かさばる登山道具を、レンタル可能なツアーもあります。
≪画像元:ジョルダン≫
富士登山シーズンは、マイカー規制がなされます。
五合目へ行くにはバスでの移動となりますが、その際には「富士スバルライン五合目往復きっぷ」のモバイルチケットがおすすめです。
パーキング~五合目は往復2,500円、駅~五合目は往復2,800円で、キャッシュレスで事前決済可能です。
バスは予約制ではなく並んだ順番ですので、窓口に並ぶ時間も省略できるモバイルチケットなら、より確実に乗車できますね。
「せっかくお金を払ったんだから何がなんでも登ってやる」と考える人もいるでしょう。
ただし自然が相手ですので、特に高い山は悪天候の可能性が十分にあります。
また、寝不足や高山病、けがなどで満足に登れないこともあります。
そんな時は無理をせず、「勇気ある撤退」をしてください。