以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「クリプトマスター」氏(インスタグラム「@kuriputomasuta」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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国内では、DMMやSBI<8473>、マネックスG<8698>など、仮想通貨取引所の運営に参入する動きが加速していますが、海外でも著名投資家が仮想通貨市場への参入を表明しています。今回は、そんな『海外大口投資家』の動きをまとめてみました。

■スティーブン・セガール氏

スティーブン・セガール氏といえば『こーみえても疲れまんねん』というキャッチフレーズのCMで一躍日本での知名度を上げたハリウッドスターです。

そんなセガール氏が、2月に「Bitcoiin 2 Gen」のブランドアンバサダーとして参加し、SNSなどでPRを行っていました。

しかし、この「Bitcoiin 2 Gen」に関して、ニュージャージー州証券局が停止命令が出したほか、テネシー州も警告を行う騒動となりました。

また、未登録の証券を提供し、マルチ商法を行なった疑いも出てきていることから、違法性が高いとの指摘もあるようです。

こうした騒動について、「Bitcoiin 2 Gen」の公式サイトでは、『資金調達段階が終了して、ICO創設者とセガール氏はプロジェクトから退く』と発表しており、疑惑は深まるばかりとなっています。


■ジョージ・ソロス氏
ジョージ・ソロス氏といえば、『ポンド危機』の中心人物でイングランド銀行に勝って、10億〜20億ドル程度の利益を得たといわれている『伝説の投資家』です。

かつては、ジム・ロジャーズ氏とクォンタムファンドを設立して、トレンドに反してポジションを持つ『逆張り手法』で莫大な利益を叩き出したことで有名です。

そんなソロス氏が、大きく下落している仮想通貨市場への参入を考えていると一部メディアが報じました。

ソロス氏が現在運営しているソロス・ファンド・マネジメントの運用資金は約260億ドル(約2兆7560億円)です。

この巨大な運用資金の一部が仮想通貨市場に流れ込んできた場合、仮想通貨市場の未来はかなり明るくなると思われます。

また、それに先立って、ソロス・ファンドはビットコインを支払い手段として受けつけた最初の大手企業である『オーバーストック・ドット・コム』の大株主になっています。

このようなことから、ソロス氏が仮想通貨市場へ本格参入するタイミングを計っているものとおもわれます。


■ロックフェラー財閥

大富豪として世界的に名の知れたロックフェラー財閥。
そんな一族が所有するベンチャーキャピタルファンド『VenRock社』が仮想通貨のファンド「CoinFund」と提携を結んだと発表しました。

提携の発端は動画ストリーミングメーカー「YouNow(ユーナウ)」に共同出資したことが始まりのようです。

CoinFundは、ICOのプロジェクト支援やチャットアプリ作成の Kikなどの支援を行っています。

特に、ICOで1億ドル(約107億円)の資金調達に成功したKikへ投資したのは記憶に新しいかと思います。

また、VenRock社の共同経営者であるDavid Pakman氏は、CoinFund社との提携について

「今回の提携は現在の仮想通貨・ビットコイン相場を短期的に見て判断したわけじゃない。常に5年先、10年先のことまで見越している。」

と述べています。

VenRock社やCoinFundのようなモンスター級の投資家がタッグを組んで仮想通貨市場へ本格的に参入するとなると、今後の仮想通貨市場に期待がもてますね!

■まとめ

このように、徐々に著名投資家が仮想通貨市場に関心を持ち始めています。

特に、ソロス氏やロックフェラー財閥などは、短期ではなく中長期投資なので、彼らのような大口投資家の資金が中長期的に仮想通貨市場へ流れ込むことで、仮想通貨残帯の価格安定化に繋がるのではないかと思います。

ただし、『著名人』や『大口投資家』だからといって、必ずしも成功するとは限らない、ということを常に念頭においておくべきだということも今回の調査で改めて思いました。

執筆者名:クリプトマスター
インスタ:@kuriputomasuta




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情報提供元: FISCO
記事名:「 個人投資家「クリプトマスター」【2018年|仮想通貨市場を狙う大口投資家まとめ】【FISCOソーシャルレポーター】