中国のマイニング企業大手、ビットメイン社がプレIPO用に用意したとされる資料が個人のツイッター投稿により公開され、同社が3月31日時点で、ビットコインキャッシュ(BCH)を大量保有していたことが明らかになった。同社の保有量1,021,316 BCHは、現在のBCHの市場流通量17,291,913 BCHの5%を占めるという(データはCoinMarketCapより)。14日19時時点の換算レートで約564億円に相当する。

また、同資料により、同社が大量に保有していたビットコイン(BTC)を売却したことも明らかになった。2016年12月時点の保有量が71,500BTCだったのが、2018年3月時点で22,000BTCに減少している。

同社は、ビットコインのマイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)のハードウェアとASIC(マイニング用の半導体)の開発設計を手がける。マイニングハードウェア市場のシェアの70~80%を占めると報道されている。また、子会社のアントプールは、ビットコインのマイニングプールとして、ハッシュレート(マイニングにおける計算力のパワーの指標)の14.7%を占め、世界第二位の規模を誇っている。

同社は、180億ドルの資金調達を目指して、近い将来、香港証券取引所(HKEX)に新規株式公開(IPO)を予定している。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ビットメイン、ビットコインキャッシュを大量保有か【フィスコ・ビットコインニュース】