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17日のブラジル株式市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1963.90ポイント高(+1.77%)の113076.33で取引を終了した。111070.40から113087.80まで上昇した。
買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。アジア株や米株高が好感され、ブラジル株への買いが継続した。また、ロシアの債務不履行懸念の後退も支援材料。ロシアのドル建て債利払いが完了し、債権者に分配されたと報じられた。国内では、ブラジル中央銀行が引き締めペースを落すとの見方も支援材料。なお、ブラジル中央銀行は17日日本時間未明、市場予想通りセリック金利(政策金利)を10.75%から11.75%に引き上げた。一方、インフレ率の高止まりや一段の加速懸念が引き続き懸念材料となった。
【ロシア】
休場
【インド】SENSEX指数 57863.93 +1.84%
17日のインドSENSEX指数は続伸。前日比1047.28ポイント高(+1.84%)の57863.93、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.84%(311.70ポイント)高の17287.05で取引を終えた。
高く寄り付いた後は狭いレンジでもみ合った。海外環境の好転を受け、インド株にも買いが広がった。前日の欧米市場は上昇したほか、本日のアジア市場は堅調な値動きを示していた。また、ロシアとウクライナの停戦交渉が進捗しているとの報道も支援材料となった。
【中国本土】上海総合指数 3215.04 +1.40%
17日の上海総合指数は、主要指標の上海総合指数が前日比44.33ポイント高(+1.40%)の3215.04ポイントと続伸した。
市場安定化の期待感が相場を押し上げる流れ。劉鶴・副首相が16日、「市場に有利な政策を積極的に打ち出す」と強調したことに続き、金融当局が市場の安定化に関する方針を相次ぎ表明している。うち中国人民銀行(中央銀行)は17日、主導的な金融政策を実施し、新規融資の適度な増加を促す方針を明らかにした。これを受けて市場では、預金準備率引き下げや利下げの可能性が高まったとの見方が出ている。そのほか、財政部は年内の「不動産税」(個人向け固定資産税)本格導入を見送る方針を示した。
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