27日の中国本土市場は反落した。主要指標の上海総合指数は、前日比7.90ポイント(0.25%)安の3114.66ポイントと値下がりした。上海A株指数も下落し、8.33ポイント(0.25%)安の3261.11ポイントで取引を終えている。半面、外貨建てB株相場は小幅ながら続伸。上海B株指数は0.62ポイント(0.18%)高の343.72ポイント、深センB株指数は1.89ポイント(0.17%)高の1123.49ポイントで終了した。

資金の流出が懸念される。朝方は上昇する局面が見られたものの、引けにかけて値を崩す動きとなった。資源・エネルギー、銀行、保険などが安い。きのう上げの目立った国有企業の「混合所有制改革」関連株に戻り売りが出ている。

個別銘柄では、中国石油天然気(601857/SH)、中国石油化工(600028/SH)、中国銀行(601988/SH)、中国農業銀行(601288/SH)、中国工商銀行(601398/SH)、中国人寿保険(601628/SH)、中信銀行(601998/SH)、上海浦東発展銀行(600000/SH)、中国聯通(600050/SH)、中国長江電力(600900/SH)、中国交通建設(601800/SH)がさえない。

一方、貴州茅台酒(貴州マオタイ:600519/SH)、広州汽車集団(601238/SH)、中国平安保険(601318/SH)、中国鉄建(601186/SH)、葛洲バ(600068/SH)がしっかり。2016年通期の好業績予告を材料視し、貴州茅台酒はこの日も買われた。

【亜州IR】



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情報提供元: FISCO
記事名:「 27日の中国本土市場概況:上海総合0.25%安と反落、資源・金融セクターに売り