*09:43JST 株式会社スカラ×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(3)
スカラ<4845>

■スカラ 新田様
こちらの補足資料でご説明します。もともと当社は、1番目にある「i-ask」「i-search」のように、頭に「i」を付けた「iシリーズ」と呼ばれるサービスを展開してまいりました。「i-ask」はFAQ、Q&Aシステム、「i-search」はサイト内検索サービスです。こうしたSaaSをこれまで作り続けてきましたが、そこにAIを組み込んでいます。
先ほど少し申し上げたとおり、SaaSはサービス単体では動かないシステムであり、人の力、人の作業が加わって初めて活かされるものです。その、これまで人が担っていた作業をAIが代替する。これを当社ではAI SaaSと呼んでいます。
またBPOサービスについても、生成AIを活用してサービス自体をより高度化しており、こちらがAI BPOというご説明になります。
資料に沿って具体的にご説明します。まず、既存のSaaSにAIを組み込み、価値を高めています。その結果、ストック収益は値上げやオプション機能の追加により、月額単価が上がってきています。
2番目が「SmartRAG」というサービスで、保険会社様と共同で開発を進めています。保険会社様では法令データが毎月更新されますし、保険の募集文書も添削する必要があります。人が行っている作業をAIが代替するサービスとして、今後展開する予定です。
3番目が次世代検索サービスです。最近はGoogleでも検索すると結果の上部に要約が表示され、検索結果ページに遷移しなくてもその言葉の意味や詳しい解説が得られるようになりました。いわゆるゼロクリックサーチと呼ばれるものです。これを企業内検索でも実現する取り組みを進めており、この夏、間もなく提供開始を目指しています。
最後に、7月23日に発表しました株式会社テラの買収です。AIオペレーション戦略の中核となる案件で、テラ社は通信業界向けに30年間SaaSを提供してきた会社です。店舗での接客やスマートフォンの端末管理、POSシステムなどを手がけており、SaaSを通じて膨大なデータと業務ノウハウを蓄積しています。まさにこの資産を活用することでAIエージェント、AIオペレーションシステムの実現ができると考え、今回、子会社化を意思決定いたしました。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。2つ目に、DX事業の利益は上期に減益となった一方、下期には大きく回復しました。どのような経緯で上期は落ち込み、下期は回復したのでしょうか。また、来期以降も回復基調が続くという理解でよろしいでしょうか。

■スカラ 新田様
ありがとうございます。こちらもスライドを用いてご説明します。DX事業の四半期利益の変動要因についてです。
1つ目は、前期の大型案件の反動です。主力子会社であるスカラコミュニケーションズにおいて、金融サービス向けの大型開発案件がございました。売上規模はおよそ3億円でしたが、これが当期の上期には剥落し、売上で3億円、利益で約2億円の反動が生じたという背景があります。
2つ目は、同じくDXセグメントに属する子会社エッグの要因です。これも一時的な要因ですが、ふるさと納税システムにおいて、既存のお客様向けのリニューアル案件の開発難易度が高く、コストが先行してしまいました。加えて、ふるさと納税制度は毎年さまざまな改正があり、今回はポイント付与廃止の制度改正に伴って9月に寄付が大きく伸びました。その結果、人員・リソースの配置が非常に難しくなり、リソースの投入と結果との間にギャップが生まれ、コストが発生してしまいました。
いずれも一時的な要因と捉えておりますので、これらが解消することが第3四半期以降の回復要因、すなわち正常化ということになります。

●DAIBOUCHOU
承知しました。今期以降は、そうした要因が比較的安定的に回復するということでしょうか。

■スカラ 新田様
はい、おっしゃるとおりでございます。

●DAIBOUCHOU
ありがとうございます。次に、第3四半期までは前年比で減益ながら計画比では上振れていたと思いますが、第4四半期に減益となり、業績予想未達となりました。当初の計画想定と何が違ったのでしょうか。

■スカラ 新田様
ありがとうございます。こちらもスライドを用いてご説明します。計画に対する進捗の見方についてです。第3四半期までは計画を上回っておりましたが、第4四半期にずれが生じました。
第3四半期までの累計では営業利益3億4,700万円、達成率116%と計画を超過して進捗していました。しかし第4四半期は1億7,500万円にとどまり、計画に対して約半分の達成率となりました。
もともと第4四半期に高めの計画を置いていたという構造的な事情もございます。要因を5つほど整理しております。まず期初計画は、前期大型案件の反動とエッグの構造要因を厳しめに織り込んだ保守的な水準でした。次に販管費の最適化です。SaaS/ASPの売上は計画をやや下回りましたが、コストコントロールにより利益ベースでは計画を上回りました。さらに想定外の追い風として、エッグの事務局システムの引き合いが計画を上回って拡大しました。ここまでが第3四半期までの状況です。
第4四半期については、一時売上の計画時期のずれと先行投資の影響が重なりました。加えて、次のM&Aに向けたコストが一部計上されています。M&Aの効果が表れるのは今期ですが、中長期を見据えたデューデリジェンスやさまざまな調査にリソースを投じてまいりました。今回実行した案件以外にも検討して見送ったものを含めますと、そのコストが第4四半期、すなわち4月から6月に集中し、一時的な費用が発生したことがずれの要因です。

●DAIBOUCHOU
承知しました。M&Aが2社あったと思いますので、そのコストが第4四半期に計上されたということですね。

■スカラ 新田様
はい、そのとおりです。一部が計上され、それが第4四半期のずれにつながっています。ただ、当社としては今期以降の成長をしっかりと見据えたうえで、このタイミングでM&Aコストを織り込んだという面もございます。

●DAIBOUCHOU
承知しました。ありがとうございます。次に、HATO社を買収してTCG事業でリアル店舗網を獲得されましたが、「遊々亭」のEC事業とのシナジー効果はどの程度期待できますでしょうか。

株式会社スカラ×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(4)に続く



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情報提供元: FISCO
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