3. 中期経営計画「Shift to the Smart SI Plus」の進捗 2023年3月期からスタートした中期経営計画「Shift to the Smart SI Plus」(FY2022~FY2024)では、主要戦略としての「高付加価値SIサービスの追求」と「SIモデル変革の推進」に、Plusとして「事業領域の拡大」を掲げた。「高付加価値SIサービスの追求」においては、事業の拡大と高収益化を推進するため、アジャイル開発事業とセキュリティ関連事業を重点戦略分野と位置付けている。顧客の潜在ニーズを捉え、アジャイル、セキュリティなどの最新の要素技術などを活用することで、高付加価値サービスの提供と時間や手間などを含めたユーザコストの低減を両立したインテグレーションサービスである次世代型SI事業を順調に拡大させている。その結果、同事業の2025年3月期第2四半期の売上高は全売上高の23.1%となり、売上に即した事業の拡大やコスト削減の取り組みにより収益性も向上した。アジャイル開発事業の売上高が順調に拡大するのに呼応して、クラウドやセキュリティ関連事業についても既存顧客へクロスセルによるビジネス展開を図り、トータルセキュリティソリューションサービスの売上を着実に伸ばしている。なお最終年度となる2025年3月期の通期業績予想の達成により、中期経営計画の目標値である売上高43,000百万円、営業利益4,300百万円を達成する見込みである。