*16:42JST トレードワークス---SCSKと資本業務提携を締結、証券業務システムプラットフォーム事業を共同で推進 トレードワークス<3997>は19日、SCSK<9719>と証券会社やFinTech企業の投資家向け資産形成サービスを支援する「証券業務システムプラットフォーム事業」を共同で推進することを目的とした資本業務提携を締結したと発表した。
資本業務提携の内容は、SCSKによるトレードワークス株式の取得である。SCSKは、同契約に基づき2024年7月8日に、トレードワークスの普通株式128,000株(2023年12月31日現在の発行株式総数に対する割合3.7%)を取得するとともに、提携関係の深化に合わせ79,000株程度を目安に市場買付けにより取得する予定である。

トレードワークスは、1999年の創業以来、投資家視点の高い信頼性と安全性を備えたインターネット証券取引システム「TradeAgentシリーズ」を中心に、スピードとコスト競争力のある証券フロントシステムの提供を行っている。TradeAgentシリーズはインターネットやブロックチェーンなど高度通信技術を基礎とする様々な金融サービスをサポートするソリューション群である。金融サービスの高度な要求を解決するためにエージェント指向のアーキテクチャでシステムを構成し、『マルチプロダクト・オープンイノベーション』を実現する拡張性の高いシステムを提供している。
一方、SCSKは、証券業界において30年以上にわたり証券基幹システムの開発を行っており、特に証券会社のバックオフィス業務の豊富な開発実績と業務ノウハウに加え、高いプロジェクトマネジメントスキルを持つ技術者を多く有している。また、売買監理、書面管理、コールセンターなどの周辺システムや、「IT」と「業務」を組み合わせたコンタクトセンター、テクニカルサポート、ヘルプデスク、バックオフィス業務支援など多様なBPOサービスも提供している。
今回の資本業務提携により、トレードワークスとSCSKは、これまで培ってきた知識やノウハウ、システムを含めたリソースを組み合わせ、証券業界へ貢献する事業を共同で推進していくとしている。

また、両社は証券業務システムプラットフォームの構築を目指す方針である。トレードワークスの証券フロントシステムとSCSKの証券基幹システムを接続した証券基幹システムの提供を行う。すでに第一弾としてオンライン証券会社向け米国株式システム刷新プロジェクトを進めている。
さらに、マーケットやニーズの変化に対応した自由度の高い証券業務システムへと進化させ、BPOサービスや業務コンサルティングサービスなどを加えた、トータルシステム「証券業務システムプラットフォーム」の構築を共同で推進する意向である。オンライン証券や対面証券のインターネット取引をはじめ、投信会社や、EmbeddedFinance向けの機能を拡充することで販売先を広げ、2030年までに100億円規模の売り上げを目指す方針である。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 トレードワークス---SCSKと資本業務提携を締結、証券業務システムプラットフォーム事業を共同で推進