いちごオフィスは運用資産残高の増加や保有不動産の価値向上による賃料収入の増加などにより、J-REIT最長の18期連続増配の実績を持つ(2010年4月期〜2019年4月期)。安定的かつ収益成長が見込める中規模オフィスに特化したポートフォリオに特徴がある。2019年12月には、世界の上場不動産株式、REITなどで構成され、世界中の機関投資家が指標とするグローバルインデックスファンド「FTSE EPRA / NAREIT Global Real Estate Index Series」に組み入れられた。2021年2月末日の運用資産は86物件、残高2,061億円、2021年2月期の期中運用フィー粗利1,524百万円(前期比88百万円増)となった。いちごホテルは2015年11月に上場し、その後も運用資産残高を増やしている。ビジネス・観光に優位性のある好立地の宿泊主体・特化型ホテルで構成されるホテル特化型J-REITで、グループの資産運用会社に対する報酬体系を投資主価値向上に連動するJ-REIT初の完全成果報酬への移行、自己投資口の取得など、いちごオフィスとともに積極的な運用を行っている。2021年2月末日の運用資産は23ホテル(上場時は9ホテル)、残高519億円、2021年2月期の期中運用フィー粗利42百万円(前期比339百万円減)となった。主因はコロナの影響でベース運用フィーが減少したためである。いちごグリーンは2016年12月に東証インフラ市場に上場した、グリーンインフラ特化型投資法人である。長期にわたる安定収益を背景に、史上初となる10ヶ年の長期業績予想を行う。2021年2月末日の運用資産は15発電所、残高114億円、2021年2月期の期中運用フィー粗利79百万円(前期比3百万円減)となった。