SBSホールディングス<2384>は30日、日本政策投資銀行と共同設立した「日本物流未来ファンド(日本物流未来投資事業有限責任組合)」において、創友への投資を同日付で実行したと発表。なお、今回の投資は、2020年11月に発表した本ファンドによる第一号案件に続く、第二号案件となる。

創友は、年間売上高3億円規模の冷凍・チルド食品を中心とした一般貨物自動車運送事業者である。また、日本物流未来ファンドは、物流業界における後継者不足問題等の解決の促進および地域物流配送網の維持を目的としており、本件は創友の事業承継ニーズと、同社グループの配送網拡充戦略が合致したことから合意に至った。

創友は今後、営業網の拡充、収支・財務の改善、コンプライアンス体制の整備等、日本政策投資銀行と同社グループのノウハウを活用したバリューアップ施策により競争力強化を図る。なお、一定期間が経過した後はファンドを退出し、同社グループに加入する予定としている。

日本物流未来ファンドは、同社および投資先企業のシナジー効果を追求することで、同社グループとしての配送網強化を推進するとともに、地域社会にとって不可欠な配送網の維持拡充を図っていくとしている。また、今後も地域で活躍する企業への投資を推進していく考え。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 SBSホールディングス---「日本物流未来ファンド」が創友へ投資を実行