2. 2021年3月期の業績見通し 2021年3月期の業績見通しについては、新型コロナウイルス感染症による影響を合理的に算定することが困難なため未定としている。新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を受け、旅行市場をみると2020年4月の主要旅行業者の旅行取扱額は前年同月比95.5%減となった。4月は国内外に向けた感染防止措置がより強化されたことによるもので、「トラベルコ」を通じた予約件数も大きく減少したものと見られる。政府が国内旅行の需要喚起策として打ち出している「Go To Travelキャンペーン」(旅行費用の一部を補助金で支援)が8月から開始される見込みで、一定の需要回復が期待できるものの、海外旅行の回復は遅れるものと予想される。同社の費用構造は、広告宣伝費を除けばほぼ固定費であり、金額としては四半期で4.5億円程度となっている。2021年3月期第1四半期は広告宣伝費を殆どかけていないことから、売上高−固定費がほぼ営業損益になるものと予想される。