(1) コンストラクションソリューション a) 推定市場規模 建設情報化施工支援ソリューションの「現場ロイド」は、土木工事のIoTで、同社では2018年5月時点で市場規模が100億円はあると推定している。2020年8月期第4四半期累計の予想売上高は、前期比40.7%増の1,000百万円に設定している。営業網の強化と情宣活動により、市場の開拓とシェア拡大を目指す。
b) ICT土木「i-Construction」 国土交通省は、2016年より「ICTの全面的な活用(ICT土工)」等の施策を建設現場に導入することによって、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場とする取り組み「i-Construction(アイ・コンストラクション)」を進めている。ICT技術の活用により、測量・設計から施工、管理に至る全プロセスの情報化を実現し、2025年までに建設現場の生産性を2割向上させることを目指す。産学官連携により、IoT・人工知能などの革新的な技術の現場導入や、3次元データの活用などを進めることで、生産性が高く、魅力的な新しい建設現場を創出することを目的に、2017年1月にi-Construction推進コンソーシアムが設立された。同社は、2018年6月に同コンソーシアムに加盟した。