アンジェス<4563>は12日、イスラエルに本社を置くKamada社と重症虚血肢を対象としたHGF遺伝子治療薬の独占的販売権許諾に関する基本合意書を締結したと発表。

今回の基本合意により日本での製造販売承認取得及び同国内での承認獲得後、Kamada社はイスラエルで重症虚血肢を対象としたHGF遺伝子治療薬を独占的に販売する。

イスラエルでは、日本など先進国で薬事承認された医療用医薬品については、同国での追加臨床試験を行うことなく承認される可能性が高いため、早ければ2020年の発売を見込んでいる。

今回の基本合意により、イスラエルにおいて薬事承認及び保険償還が承認された場合に、アンジェスは一時金として最大125万ドル受領し、発売後の累積売上及び年間売上に応じた一時金として最大285万ドル及び製品供給による売上を得ることになる。

また、Kamada社の主力製品であるAlpha-1 Antitrypsin(AAT)製剤Glassia(R)の国内での製造販売権をアンジェスに導出するために協議することに合意した。

同治療薬の日本国内と米国の販売に関しては、既に田辺三菱製薬<4508>と独占的販売契約を締結しており、同社は今後、他の地域についても、積極的に導出先の確保を進めていくとしている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 アンジェス---HGF遺伝子治療薬の販売でKamada社と基本合意、イスラエルでの独占的販売権許諾を締結