これまで同社はPTAではJVの50%、PETではJVの60%の出資比率だったが、新体制ではJVパートナーがいずれも従来のSCG Chemicals(サイアムセメントグループ)からPTT Global Chemical(PTT公開株式会社(旧タイ石油公社)のグループ企業)へと変わり、同社の出資比率もPTA、PETのいずれも26%となった。PTTとのパートナーシップにより、パラキシレンやエチレングリコールといった原料からPTA、PETへとつながる原料一貫体制の構築が可能となり、コスト競争力や収益性の面で大きなアドバンテージを獲得できると期待される。またこれをきっかけとして、PTTとの新たなパートナーシップの枠組みへと発展する可能性も出てきたと考えられる。新体制は2018年12月からスタート予定だ。