スターティアホールディングス<3393>は10日、子会社のスターティアラボ(本社:東京都新宿区)が、スマホアプリのダウンロードをせずにAR体験を実現できるWebAR制作ソフト「LESSAR」のβ版を10月10日より無料で提供を開始したと発表。より多機能の有料版の提供も予定している。

「LESSAR」を用いて作成したARは、スマホアプリのダウンロードが不要。エンドユーザーはスマートフォンでQRコードをかざす、もしくは専用のURLにアクセスするとARマーカーを読み取るブラウザが起動し、ブラウザ越しにARマーカーをかざすだけでARコンテンツが表示される。

スターティアラボでは、2012年より自社開発の企業向けAR(拡張現実)制作ソフト「COCOAR(ココアル)」の提供を行うなどAR事業に注力してきた。ARマーカーとなる任意の画像と、表示させたいARコンテンツ(動画や3D等)をCOCOARサーバーに登録するだけで、ARを活用したサービスを簡単に開始できるソフトである。エンドユーザーは、スマホアプリ「COCOAR2」経由でARマーカーをかざすと、ARコンテンツを閲覧することができる。

近年ARを利用したスマホゲームアプリの人気が高まり、様々な業種・業態の企業が販売促進にARの活用を検討している。こうしたAR機運の高まりを受け、スマホアプリだけではなく、WEBブラウザでもARが体験できる様にすることで同社は、AR市場のさらなる拡大を図る。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 スターティアホールディングス---WebAR制作ソフト「LESSAR(レッサー)」を提供開始