また、長期的な目線では、今後もIoTやブロックチェーン、仮想通貨、自動運転など、新しいテクノロジーが出るたびに、新たなデジタルリスクの発生が予想されるが、それらのデジタルリスクの対応する形で事業領域の拡張を目指す方向性である。さらには、あらゆるデータの形態を選ばずに収集し、すべてを集約した(分析の精度を高めた)上で、独自のリスク分析アルゴリズムをベースに各ソリューションを提供する「Eltes Data Intelligence構想」を掲げている。すなわち、同社はこれまでも、SNS上のオープンデータの収集・解析(風評ダメージや炎上対策)から始まり、組織内ログデータ(情報漏えい対策)、勤怠・入退室データ(生産性向上)など、より機密性の高いデータへと分析対象を広げることで、顧客企業に対するソリューションの幅(影響範囲)も広げてきたが、今後も、増加するデジタルデータを分析対象に加え、ソリューションの拡大を狙う戦略と言える。