◇飯村:新規事業「iStudy Industry Academy」の事業化に至ったきっかけは何だったのでしょうか?
◇小山田:私はアメリカに長く居たこともあり、アメリカで様々なITサービスを見てきました。日本では俗にタイムマシーンとよく言いますが、「QUMU」の事業は日本ではアメリカの5年遅れでスタートしています。私は常にアメリカのシリコンバレーあたりを注目しているのですが、「iStudy Industry Academy」に似たサービスがアメリカではすでに3社ほどあります。AI、自動運転、ブロックチェーンの技術者を養成して、グーグルやテスラなどへ非常に高額で人材を提供している事業です。私は3社とも面談し、そこからヒントを得ています。例えば、米国は、技術者個人が自分の給与を1.5倍にしたい!といったような目標を明確に持ち、自分で投資します。しかし、日本では個人が高い授業料を払うビジネスモデルはまだニーズがないと思い、困っている企業に欲しい人材を提供し、その紹介料をいただくビジネスモデルを考えました。