ジェイテック<2479>は31日、2018年3月期第1四半期(17年4~6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.5%減の7.76億円、営業損失が0.01億円、経常損失が0.01億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.29億円となった。

主力事業である技術職知財リース事業においては、燃料電池自動車や自動運転技術を備えた先進安全自動車等の開発に伴った自動車関連分野や、ソフトウエア開発分野へのテクノロジスト需要が増加した。また、稼働率・契約単価は、ともに前年同期を上回った。情報処理関連や半導体・集積回路関連分野の顧客企業からの取引が前年同期より増加したものの、他分野の減収をカバーできず、事業全体の売上高が減少となった。技術人材の獲得に苦戦し、対応しきれない案件も発生した。

一般派遣及びエンジニア派遣事業においては、情報処理関連の分野で一部技術職知財リース事業へシフトしたこともあり、事業全体の売上高が減少となったものの、販売費及び一般管理費の削減によりセグメント利益は黒字改善した。

2018年3月期通期の業績予想は、売上高が前期比2.9%増の34.28億円、営業利益が同17.6%減の1.02億円、経常利益が同18.0%減の1.01億円、親会社株主に帰属する当期利益が同20.7%減の0.71億円とする期初計画を据え置いている。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 ジェイテック---1Qは技術人材の獲得に苦戦し減収減益