■Key Points
・物流業務のアウトソーシング大手。物流費圧縮や業務効率化を実現する3PL企業
・2017年3月期は過去最高営業収益を達成、2018年3月期に営業収益1,000億円に到達する見通し
・進行中の中期経営計画達成に向け、引き続き3PLを柱として位置付け、強化していく

■会社概要

ハマキョウレックス<9037>は、独立系の物流一括受託(3PL)大手。営業収益構成比は物流センター事業と貨物自動車運送事業がほぼ半々の比率で、これまで近鉄物流(株)(現近物レックス(株))などを買収して路線網を拡大し運送拡充に努めてきた。3PL(3rd Party Logistics)とは、顧客の物流全般を包括的に請け負い、物流費圧縮や業務効率化を実現する、言わば、物流業務のアウトソーシング。同社は、この分野において豊富な実績がある。

静岡県浜松市において1971年に創業したが、以来、急速な成長を遂げ、現在は全国展開しているだけではなく、中国など海外にも拠点を持っている。産業界全般で、物流を含めた総合的な事業体制見直しが進行するなか、3PLのニーズは年々高まりつつある状況だ。2017年3月期末で物流センターは95センターに達しているものの、既に受注済みの案件以外にも、ビジネスとして進めている案件が多数存在することから、なおも成長途上にある印象が強い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ハマキョウ Research Memo(1):物流業務のアウトソーシング大手。物流費圧縮や業務効率化を実現する3PL企業