日本トリム<6788>は1月30日、2017年3月期第3四半期累計(2016年4~12月期)決算を発表した。売上高が前年同期比3.8%増の115.35億円(前年同期は111.17億円)、営業利益が同4.8%増の23.39億円(同22.31億円)、経常利益が同1.4%の減少で23.07億円(同23.41億円)、四半期純利益が同3.6%増の15.36億円(同14.82億円)となった。

整水器販売事業は、昨年5月の産経ニュースを発端とする水素水に対する否定的な報道の影響に加え、昨年12月に国民生活センターから水素水に関する報道発表の風評による影響が新たに発生し、販売の効率が下がる結果となり、当初発表の業績予想を修正した。

修正後の2017年3月期通期の業績予想は、売上高が前期比0.5%増の153.50億円、営業利益が同3.3%減の30.20億円、経常利益が同7.9%減の30.00億円、当期純利益が同5.0%減の20.00億円。

なお、同社は風評による影響は一時的なもので、次期からは業績が回復していくとしている。現在、電解水素水飲用による糖尿病患者への臨床試験を実施。また、今年5月からは官民連携共同事業で日常的に電解水素水を摂取した健診数値や医療費の調査・分析を開始する予定。




<HK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 日本トリム---2017年3月期第3四半期累計決算は営業利益4.8%増。通期業績予想は下方修正へ