「フィスコキャンパス銘柄紹介レポート」とは、フィスコ<3807>のアナリストと現役の女子大学生によって組織された「フィスコキャンパス」による毎月発行の共同レポートである。アナリストとディスカッションを重ね、キャンパス一期生となる7名が「フレッシュな感性」をもとに1人1銘柄選んだ、計7銘柄をまとめている。


※2016年11月号より抜粋


紹介銘柄:キタムラ<2719>
キャンパス生:白幡 玲美


「「写ルンです」ブームで特需発生か」


■まずは注目した理由からお願いします

発売から20周年となる「写ルンです」が若者の間で流行しています。SNS全盛の時代ですが、現像するまでどう写っているかわからないアナログ特有の「どきどき感」に関心が向かっているようです。こうしたカメラの現像には、同社のような街のカメラ屋さんを利用するはずですので、注目したいと思います。


■マイナンバー関連としても注目しているようですね

「写ルンです」を一押しとしましたが、同社はマイナンバー関連として見ることもできます。マイナンバー施行により、個人カード用写真が必要になるからです。実際、需要増加に備え全店でプリンタを刷新しました。また、フォトスタジオ「スタジオマリオ」を順次改装しており、ターゲット層の拡大も積極的に進めています。業績に関してですが、前期に改装費用が嵩んだことも加わり、17年3月期業績見通しは大幅な増収増益となっています。


■株価動向を最後にお願いします

足元の株価は、7月戻り高値805円を上抜く場面が見られました。6月20日の年初来安値755円を起点に下値を切り上げていることから、中期的な反発基調が続くと想定します。大きく上昇する展開というよりは、じりじりと上昇する相場展開をイメージしています。



※「フィスコキャンパス」とは、現役の女子大学生によって組織されている。難しいと思われがちな金融・経済の世界を、身近なものに感じていただけるよう、大学生の目線に置き換えて企業や株式市場の情報発信を行うことを目的としている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 ■フィスコキャンパス銘柄分析レポートVol(2) キタムラ<2719>