*16:38JST 一時6万円の大台割れ目前の場面も【クロージング】
4日の日経平均は大幅に3営業日続落。893.23円安の62188.63円(出来高概算35億1000万株)で取引を終えた。米中間選挙の開票動向を見極めたいとのムードや米長期金利の高止まりが意識され、祝日明けの東京市場では売りが拡大。AI関連企業への規制・監督強化が警戒される民主党の優勢観測で、半導体・人工知能(AI)関連株中心に売りが優勢となり、日経平均は寄り付きから下げ幅を広げていき、後場には60030.10円まで下押しした。ただ、中間選挙の大勢が明らかになるにつれ、イベント通過によるあく抜け感も意識されてか、日経平均は後場中ごろから大引けにかけて下げ幅を大きく縮小して終えている。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1000を超え、全体の7割近くを占めた。セクター別では、空運、不動産、その他製品など8業種が上昇。一方、非鉄金属、石油石炭、鉱業、電気機器など25業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、ファーストリテ<9983>、三菱商事<8058>、日東電<6988>が買われた半面、アドバンテス<6857>、東エレク<8035>、ソフトバンクG<9984>、京セラ<6971>が売られ、この4銘柄で日経平均を611円押し下げた。

3日の米国市場では主要株価指数がまちまちの展開となり、ダウ平均が下落した一方、S&P500とナスダック総合指数は反発した。直近の下落を受けてAI・半導体関連株に買い戻しが入り、エヌビディアやマイクロンが上昇し、SOX指数は2.6%高となった。一方、米中間選挙の結果発表を控え、全体としては慎重な姿勢も残った。こうしたなか、東京市場ではキオクシアHD<285A>が一時1万円割れとなるなど、主力株が売られたことで日経平均の下げ幅は一時3000円超にまで拡大。ただ、韓国総合株価指数(KOSPI)も日経平均と同様の動きとなったが、後場中盤から落ち着きを取り戻す展開だった。

目先は直近の大幅下落の反動から自律反発を試す展開が想定される。ただし、AI規制強化や米政権の政策運営への警戒は根強く、半導体関連株の戻りは限定的となるのが基本線で、上値自体は重そうだ。今晩の米国株や金利・為替の反応を見極めつつ、トヨタ自<7203>や任天堂<7974>など主要企業の決算を手掛かりに、選別物色が中心と考えておきたい。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 一時6万円の大台割れ目前の場面も【クロージング】 」