*13:27JST 米国株見通し:下げ渋りか、小売り大手の好業績に期待 (13時20分現在)

S&P500先物      4,455.25(+1.25)
ナスダック100先物  15,120.75(+14.25)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は5ドル高。長期金利は戻りが鈍く、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。


15日の主要3指数は反落。終盤の下げ幅拡大でダウは361ドル安の34946ドルと4日ぶりに下げ、7月18日以来の34000ドル台に沈んだ。この日発表された小売売上高は予想外に強く、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め継続を後押しする内容に。一方、中国の低調な経済指標が材料視され、インフラなど関連銘柄が売られた。また、格付け会社による金融機関の格下げの可能性が報じられると銀行株が売られ、相場を圧迫した。


本日は下げ渋りか。引き続き中国経済の先行き不透明感から、関連セクターを中心に売られやすい展開となりそうだ。前日のNY連銀製造業景気指数は悪化の度合いを強め、製造業も買いづらい。ただ、焦点の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は引き締め継続に慎重な内容となれば長期金利の低下を背景に買戻しが見込まれる。他方、15日のホーム・デポに続き今晩はターゲットの決算発表が注目され、指数を支える可能性もあろう。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:下げ渋りか、小売り大手の好業績に期待