*21:53JST 【市場反応】米Q2労働コスト鈍化や新規失業保険申請件数の増加でドル軟調 米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(7/29)は前週比6000件増の22.7万件と、予想22.5万件を小幅上回った。また、失業保険継続受給者数(7/22)は170万人と、167.9万人から増加も予想170.5万人を下回った。前回分は169.0万人から167.9万人へ下方修正された。

米4-6月期非農業部門労働生産性速報値は前期比年率+3.7%と、1-3月期-1.2%からプラスに回復。20年7-9月期以降ほぼ3年ぶり最大の伸びとなった。同期単位労働コスト速報値は前期比年率+1.6%と、1-3月期から予想以上に伸びが鈍化。前期分は+4.2%から+3.3%に下方修正された。

失業保険申請件数の予想以上の増加や労働コストの伸び鈍化で追加利上げ観測が緩和。ドルも軟調に推移し、ドル・円は143円00銭付近から142円51銭まで下落した。ユーロ・ドルは1.0922ドルから1.0956ドルまで上昇。

【経済指標】
・米・4-6月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率+3.7%(予想:+2.2%、1-3月期:-1.2%←-2.1%)
・米・4-6月期単位労働コスト速報値:前期比年率+1.6%(予想:+2.5%、1-3月期:+3.3%←+4.2%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.7万件(予想:22.5万件、前回:22.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:170万人(予想:170.5万人、前回:167.9万人←169.0万人)


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情報提供元: FISCO
記事名:「 【市場反応】米Q2労働コスト鈍化や新規失業保険申請件数の増加でドル軟調