12日のドル・円は、東京市場では132円52銭から131円37銭まで下落。欧米市場では131円77銭まで買われた後、128円87銭まで下げており、129円30銭で取引終了。本日13日のドル・円は主に129円台で推移か。米国金利の先高観は一段と後退しており、リスク選好的なドル買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

報道によると、米セントルイス地区連銀のブラード総裁は1月12日、米国経済は年内にディスインフレに向かう可能性があるものの、2%インフレへの道のりは険しく、金利はより長期間高水準にとどまる可能性があると指摘している。ブラード総裁は、インフレ鈍化トレンドが継続しても早期利下げの可能性については否定的。

米連邦準備制度理事会(FRB)は、インフレへの下押し圧力をかけ続けるため、2月と3月に合計0.5ポイントの追加利上げを実行する見通しだが、それ以降について市場の見方は分かれている。インフレ緩和で早期利下げへの期待はあるものの、今後発表されるインフレ関連のデータ次第で政策金利見通しは大きく変わる可能性がある。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米国金利の先高観後退でドル買い拡大の可能性低い