(13時50分現在)

S&P500先物      3,797.90(+14.6)
ナスダック100先物  11,631.90(+58.7)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物100ドル高。米長期金利は先高観が続き、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。


5日の主要3指数は反落。終盤に持ち直す場面もあったが、ダウは42ドル安の30273ドルと3日ぶりにマイナスへ転じた。前日までの大幅続伸の反動で、調整売りが先行した。また、この日発表されたADP雇用統計やISM非製造業景況指数は予想よりも強く、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への警戒が再燃。金利高を背景にハイテクを中心に売りが強まった。ただ、雇用統計を見極めるムードも広がり、売りを弱めた。


本日は上げ渋りか。週明けのISM製造業景況指数は低調となったが、その後の経済指標は堅調でFRBが引き締め方針を緩めるとの期待は後退。今晩の新規失業保険申請件数は前回より弱い内容が予想されるものの、雇用情勢をにらみ積極的な買いは縮小しよう。明日の雇用統計は失業率が横ばい、非農業部門雇用者数と平均時給は減少が予想される。ただ、賃金の高止まりは高インフレの主要因とみられFRBのタカ派姿勢が意識されやすい。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:上げ渋りか、賃金インフレに警戒も