3日は米NYダウが518.17ドル安の35111.16、ナスダック総合指数が538.73pt安の13878.82、シカゴ日経225先物が大阪日中比255円安の26945円。ドル・円は1ドル=114.90-115.00(昨日15時は1ドル=114.52円)。米メタ(旧フェイスブック)の低調な決算を受けた株価急落のほか、想定よりタカ派に振れた欧州中央銀行(ECB)およびイングランド銀行(英中央銀行)の金融政策決定会合の内容を受け、前日の米国市場ではハイテク株を中心に大きく売られた。ナスダックやSOX指数の大幅安を嫌気し、金利に影響を与えそうな米1月雇用統計の発表を今晩に控えていることもあり、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、村田製<6981>、キーエンス<6861>など主力ハイテク株の上値は重くなりそうだ。一方、米メタの株価急落は時間外取引を通じて前日の東京市場で既に織り込み済みなほか、米アマゾンが発表した決算は良好で時間外取引で株価が急伸しているため、下値模索のような展開にはならないだろう。一方、円安・ドル高や米長期金利の上昇を追い風にトヨタ自<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器や、三菱UFJ<8306>、第一生命HD<8750>などの金融株は相対的に堅調となりそうだ。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:トヨタ自や第一生命HDなどに注目