21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円08銭から110円35銭まで上昇して110円32銭で引けた。ブラード米セントルイス連銀総裁やカプラン米ダラス連銀総裁のタカ派発言を受けて、長期金利上昇に伴うドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは1.1885ドルから1.1921ドルまで上昇して、1.1918ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が欧米経済の相違に言及、「必要なら利下げの余地がある」と慎重な姿勢を見せたため上値は抑制された。ユーロ・円は130円87銭から131円50銭まで上昇。リスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは1.3867ドルから1.3937ドルまで上昇した。英中央銀行金融政策委員会(MPC)メンバーでチーフエコノミスト、タカ派のホールデン委員が辞任前最後となるこの会合で、タカ派色を強めるとの見方がポンド買いに繋がった。ドル・スイスは0.9217フランから0.9176フランまで下落した。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:欧米株高を意識して円売り優勢