28日のニューヨーク外為市場でドル・円は103円55銭から103円90銭まで上昇して引けた。米国の追加経済対策法案、歳出法案の成立で政府機関閉鎖を回避したほか、景気回復の見通し改善で債券利回り上昇に伴うドル買いやリスク選好の円売りに拍車がかかった。

ユーロ・ドルは1.2240ドルまで上昇後、1.2202ドルまで弱含んで引けた。

ユーロ・円は126円44銭から126円96銭まで上昇。

  
ポンド・ドルは1.3534ドルへ強含んだのち、1.3430ドルへ反落。欧州連合(EU)と離脱後の自由貿易協定(FTA)で合意し、合意ない離脱リスクを回避したものの、新型コロナウイルス変異種の感染拡大に伴う規制強化などが経済への新たな脅威となり上値を抑制した。

ドル・スイスは0.8876フランへ下落後、0.8902フランまで上昇した。

[経済指標]・米・12月ダラス連銀製造業活動指数:9.7(予想:10.2、11月:12.0) <KY>
情報提供元: FISCO
記事名:「 12月28日のNY為替概況