本日のマザーズ先物は反発が予想される。20日の米国市場はダウが46.85ドル高の27739.73ドル、ナスダックは118.493ポイント高の11264.954ポイントとなった。先週分の新規失業保険申請件数が予想外に増加し再び100万件台に戻ったほか、8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が予想を下回ったため、労働市場や景気の回復に警戒感が広がり下落して寄り付いた。しかし、ハイテクセクターに幅広く買いが広がり、引けにかけて上昇に転じる展開となった。ハイテク通信株の比率が高いナスダックは反発した。本日のマザーズ先物は米国市場が堅調に推移したことや上昇したナイトセッションの流れを引き継ぎ反発が予想される。国内では、みずほ銀行が70歳未満の新規口座で1100円の手数料が必要となることが報じられている。銀行のネット取引が普及するとの見方から、時価総額上位のマネーフォワード<3994>など個人向け会計アプリが注目され、先物を押し上げることが期待される。また、ヤフーがネット通販の出店基準を初公表したことで、時価総額上位のBASE<4477>などEC関連銘柄への関心が高まることが予想される。本日の上値のメドは1152.0pt、下値のメドは1049.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:反発、EC関連や会計関連が先物をけん引