NY外為市場ではリスク選好の動きが強まった。米国の6月消費者信頼感指数が予想を上回ったことに加え、トランプ政権のウイルス対策チームを率い、また、国立アレルギー・感染症研究のファウチ所長が議会証言で、ウイルスワクチン開発で「慎重に楽観的」との見解を示したことが好感材料となった。さらにフロリダのウイルス感染者数の増加率が先週平均を下回ったため安心感が広がった。

ドル・円は107円52銭の安値から107円94銭まで上昇し3週間ぶり高値を更新。ユーロ・円は120円60銭から121円43銭まで上昇し16日来の高値を更新した。

期末、四半期末で調整色が強まったが、下落で寄り付いた株式相場は上昇に転じた。ダウ平均株価は、一時100ドル超高となった。




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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY外為:リスクオン、米株上昇に転じる、ウイルスワクチン開発期待やフロリダ感染ペース鈍化