本日のマザーズ先物は、原油高や米国株高など外部環境の改善を背景に買いが先行して始まりそうだ。前日の米国市場は、トランプ米大統領が、「イランの軍艦が嫌がらせをしたら、砲撃し破壊して良いと海軍に指示した」とツイッターに投稿。これが中東情勢の緊迫化への警戒感につながり、このところ急落していた原油市況が大幅に反発した。また、株式市場でも原油高を映して買い戻しの動きが広がり、NYダウなど主要株価指数は反発した。また、ムニューシン米財務長官は22日、FOXニュースで「米経済は夏の終わりまでには大部分は再開できるだろう」と述べたことも株価を支えたようだ。こうした外部環境の改善を背景に日経平均は反発スタートが見込まれ、マザーズ先物にもリスク選好ムードの動きが波及しそうだ。ただ、市場では「原油先物相場は急反発したものの、新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動の停滞は長期化しそうで、企業業績の悪化は避けられず、業績動向を確認するなでは積極的に買い上がる雰囲気にはならない」との声も多く、買い戻し一巡後は上値の重い展開が予想される。上値のメドは720.0pt、下値のメド700.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:外部環境の改善を映して買い先行か