米国株式相場は上昇。ダウ平均は779.71ドル高の23433.57ドル、ナスダックは203.64ポイント高の8090.90ポイントで取引を終了した。米国経済の早期再開期待や第4弾経済支援策への期待から買いが先行した。NY州などで新型コロナウイルスの感染者・死亡者数がピークに達しつつあることも引き続き好感された。その後、民主党大統領候補で急進派で社会主義者として知られるサンダース氏が大統領選撤退を発表したほか、ロシアが原油協調減産で合意したとする報道を受けた原油価格の急伸を受けて上昇幅を広げた。セクター別では自動車・自動車部品や不動産、エネルギーが大きく上昇した一方で、電気通信サービスの上昇は小幅にとどまった。

ソーシャルネットワーキングのピンタレスト(PINS)は、第1四半期の見通しがアナリスト予想を上回ったことが好感され大幅高。大手航空会社のアメリカン航空(AAL)やユナイティッド航空(UAL)は、新型ウィルスの状況好転が視野に入ってきたとの政府の発表で、凍結していた旅行産業再開への期待が高まり軒並み上昇した。ジーンズメーカーのリーバイ・ストラウス(LEVI)は、7日引け後に発表した第1四半期決算が予想を上回り上昇。一方で、ネット動画配信大手ネットフリックス(NFLX)は、バンク・オブ・アメリカが加入者減少を予想し売られた。

検索サイトのグーグルは、セキュリティやプライバシーを理由に、同社従業員にビデオ会議サービスのズームビデオ(ZM)のアプリ利用を禁じたことが明らかとなった。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ779ドル高、サンダース氏の大統領選撤退を材料視